英単語を覚える時に注意が必要なのは、日本語で覚えるのではなく、その言葉のニュアンスを知ることです。
例えば、listenとhearは両方「聞く」という意味ですが、ニュアンスが異なるため使い方が異なります。
レッスンをしていると、両者を混同して使っている人が本当に多いので、今回違いを解説したいと思います。
listenとhearの違いは主体性があるかどうか
では何が違うのか?
簡単に言うと、以下のような違いがあります。
listenー集中して聴く
hearー音が聞こえる
つまり主体的に聴くのがlisten、たまたま聞こえてくるのがhearです。
昔「ヒアリング」と呼ばれていたものが、「リスニング」という項目に変わったのは、listenの方が英語を集中して聴くという本来の意味に近いためと思われます。
使い方もチェックしておきましょう。
listen
I like to listen to Japanese music.
(日本の音楽を聴くのが好きです。)
You should listen to your boss carefully.
(上司の話をもっとちゃんと聴くべきです。)
hear
I heard a loud sound this morning.
(今朝、大きな音が聞こえた。)
I heard that our company would be sold in the near future.
(我々の会社が近い将来、売却されると聞いた。)
まとめ:listenとhearの違いを理解して使いこなせるようになろう!
listenとhearの違いが明確になったでしょうか?
今回たまたまlistenとhearの違いを紹介しましたが、どんな英単語でもそのままの日本語訳ではなく、ニュアンスで覚えることが大切です。
そうすることで、英語の感覚が身につき、英語の上達が格段に早くなります。
今後もこう言った微妙な違いの単語を紹介していきますので、楽しみにしていてください。