生徒さんからよく聞かれるのが、
「aとtheの違いは何ですか?」
という質問です。
aやtheは冠詞と呼ばれているのですが、そもそも日本語にない概念なのでとても難しいです。
そして、全てを完璧に理解しようとするとかなりマニアックになるので、泥沼にはまってしまいます。
なので、今回はこれだけ知っておけば大丈夫!という基本概念をお伝えします。
aは特定できないもの、theは特定できるもの
aとtheの違いで最も重要かつ抑えて欲しいのは、
aは特定できないもの、theは特定できるもの
という違いです。
どういうことか?
以下の例文を見ながら、確認していきましょう。
A: I went to a restaurant yesterday.
(昨日レストランに行きました。)
B: That sounds nice. How was the restaurant?
(いいですね!そのレストランはどうでしたか?)
Aさんのセリフではa restaurantとなっている一方で、Bさんのセリフではthe restaurantとtheが付いています。
なぜこのような違いが生まれのでしょうか?
まず、Aさんは「レストランに行った。」ということを言っているだけで、このレストランは特定のものを指していません。
よって、a restaurantとなります。
一方で、Bさんは「そのレストランはどうでしたか?」と言っており、このレストランはAさんが昨日行った特定のレストランを指しています。
そのため、the restaurantとなっています。
まとめ:aとtheの基本概念を抑えよう!
以上がaとtheの基本的な違いとなります。
この違いがわかっていれば、正直言って十分です。
本当はもう少し細かい違いはあるのですが、まずは今回紹介した、
aは特定できないもの、theは特定できるもの
という違いを抑えましょう!