よく勘違いしている人が多いのですが、英語力とコミュニケーション力は別物です。
コミュニケーション力は曖昧な言葉なのでここでは、
「誰かと距離を近づける力、あるいは仲良くなる力」
と定義します。
昨日、ある方の英語学習相談に乗りました。
その方は、パーティーなどの場で何を話していいかわからず、なかなか外国人と打ち解けられないことが悩みでした。
そして、その原因が英語力のなさにあると思っていました。
しかし、実際に英語のレベルチェックをしてみると、英語レベルは十分すぎるほどあることがわかりました。
外国人と距離を近づけられない原因は英語力ではなく、コミュニケーション力の方にあったのです。
これは日本語にも共通することです。
日本人は日本語が話せますが、全員と仲良くなれるかというとそんなことはないですよね?
コミュニケーション力が高い人は誰かと仲良くなりやすいですが、コミュニケーション力がそこまで高くない人は仲良くなることがなかなかできません。
では、どうすればコミュニケーション力が高くなるかというと、とにかく場数を増やすしかないと思っています。
笑顔を作る、相槌を打つなどもちろんスキル的な部分もありますが、結局いろいろな人と話をすることで、自然と身についていくものだと思います。
昨日相談に乗った方は、英語力自体は高いのですが、独学で英語を身につけたため外国人と話をする回数がそもそも不足していたのです。
なので、僕は外国人に触れる回数を増やしていくことをその方に提案しました。
あとは、相手に興味を持つことが大切です。
この辺りはマインド的なことなのかもしれませんが、
「この人のことをもっと知りたい。」
という好奇心があれば、自然と質問が出てくるはずですし、笑顔や相槌も生まれてきます。
結局、重要なのは英語力よりもこういったコミュニケーション力なのです(もちろん英語力も大切ですが)。
英語だけ上手くて、誰とも仲良くなれないのでは全く意味がありません。
ぜひ、英語力に自信がなくてもどんどん話すことにチャレンジして欲しいと思います!