英語と日本語の違い、というより欧米人と日本人の考え方の違いとして最近感じるのが、
結論を先に言うかどうか
です。
欧米人は基本的に質問に対して、まず結論を言います。
そして、その後に説明を付け加えます。
しかし日本人の場合、起承転結の文化があるため、最後に結論を言います。
僕は生徒さんに対して英作文の宿題をいつも出しているのですが、結論が最後に来るタイプの文章は読んでいてとても理解しづらいです。
例えば、Should Japanese companies stop overtime work?という質問に対して、欧米人は
Yes, they should.
Yes, I think they should stop overtime work.
といった結論が先に来て、その後から説明が始まります。
一方で、日本人の場合、
Overtime work has been a big problem in Japan for a long time.
(日本では残業は昔から大きな問題である。)
といった前フリから始まるケースが多く、結局何が言いたいのか分かりにくくなります。
例えると、討論番組で頭良さげに語って、何が言いたいのかわからない専門家のような感じです。
なので、英語を話すときは絶対に結論から話すようにしましょう。
というかそもそも日本語を話すときも結論ファーストの文章の方が、圧倒的に分かりやすいと個人的には思います。
昔、就職活動をしていた時に、
「面接の質問に対してまずは結論を言うように!」
と指導された経験があるので、日本でもビジネスにおいては結論ファーストが推奨されているはずです。
是非、意識して欲しい考え方です。