よく私のセミナーに来てくれた人や相談に来る方に、「英語をなぜ話せるようになりたいのですか?」と聞くと、「映画を字幕なしで観れるようになりたい!」という返事が返ってきます。
字幕なしは相当ハードルが高い!
「観れるようになる」というのが何を指しているかにもよりますが、映画の中で話されている内容を「全て理解する」という意味であれば、 正直かなりハードルは高いといえるでしょう。
なぜ、そのように断言できるかというと僕自身が字幕なしでは全てを理解できないからです。
英会話講師がこんなことを言っていいのかわかりませんが、事実だから仕方がありません(笑)
僕は1年半イギリスに留学していますし、過去にバイトを含めて3社のグローバル企業で働いた経験があり、英語を日々使っていました。
そして、英会話スクールを現在経営しており、毎日英語に触れない日はありません。
それでも、字幕なしでは理解できないのです。
もちろんジャンルによってはほとんど理解できるものもありますが、日本語と同じ感覚で観れているかというと、到底できません。
なので、「映画を字幕なしで見れるようになりたい!」と言われると、どうしても違和感を覚えてしまいます。
世の中には「映画を字幕なしで観れるようになる」という謳い文句の英会話スクールがたくさんあります。
それがもしも映画の中で話されている内容を「全て理解する」という意味であれば、その英会話スクールを疑ったほうがいいと思います。
そんな魔法のような方法が実在するのであれば、もっと英語が話せる日本人が増えているはずです。
僕が思うに、映画の内容を完璧に理解できるようになるレベルに達するためには、 英語圏で子供の時から生活する必要があると思います。
僕のように大人になってから英語を始めた人で、映画を完璧に理解できるとなると正直厳しいです。
少なくとも僕はそんな方に出会ったことがありません。
映画は英語の学習に有効!
ここまで「映画を字幕なしで観る」ということに関して色々と言ってきましたが、映画を観ることが英語の勉強に役立たないかというと、そんなことはありません。
映画では普段の生活で使われている表現がナチュラルスピードで話されています。
そのため、映画は現地に行かずに本物の英語表現が学べる素晴らしいツールなのです。
レベルでいうと、英語の中級者以上、TOEICでいうと600点以上の人にオススメです。
ただ、これから英語を始めていきたいという方がやると難しすぎて挫折する可能性があるので、まずは教材用のCDから始めることをオススメします。
まとめ:字幕なしで映画が観れなくても大丈夫!
いかがでしたか?
映画が理解できないからと言って自信を無くさないでください。
理解できなくてもビジネスで英語を使うことは十分可能なので。
今日は少しでも多くの人に”真実”を知って欲しいと思い、こんな記事を書きました。
是非、日々の勉強をする際に参考にしていただきたいと思います。