今回はいよいよ現在完了シリーズの最終回です。
昨日までもお伝えしましたが、現在完了には以下の3種類があります。
①継続
②完了、結果
③経験
今回はこの中の③経験に関してです。
経験を表す場合、意味は「〜したことがある」となります。
継続や完了、結果と違い過去から現在まで動作が継続している訳ではなく、過去から現在までである動作をしたかどうか?を表すのがポイントです。
では以下の2つの文章を比較してみましょう。
I played soccer.
I have played soccer.
違いがわかりますか?
まず上の文章は「私はサッカーをした。」という単なる過去の事実なので過去形になります。
一方で、下の文章は「私はサッカーをしたことがある。」という経験を表す現在完了です。
経験の現在完了でよく使われる表現として、have been toがあります。
意味は「〜へ行ったことがある」となります。
例文を見てみましょう。
I have been to America.
(私はアメリカに行ったことがある。)
ポイントはhave gone toではないことです。
have gone toの場合、②の完了、結果の意味となり「〜へ行ってしまった(結果として今ここにいない)」となります。
以下のような使い方です。
She has gone to the place.
(彼女はその場所に行ってしまった。)
最後に経験の現在完了でセットで使われる、ever、neverに関してです。
everは疑問文で使われ「これまでに」という意味になり、neverは否定文で使われ「これまでに〜ない」という意味となります。
以下をご覧ください。
Have you ever been to America?
(これまでにアメリカに行ったとがありますか?)
I have never been to America.
(私はこれまでにアメリカに行ったことがない。)
現在完了の3回シリーズ、いかがだったでしょうか?
現在完了は使用頻度が高く便利な表現なので、是非使いこなせるようになりましょう!