今日は珍しく文法に関してです。
生徒さんを見ていると、現在完了を苦手な人が本当に多い事に驚かされます。
特に過去形との違いがわかっていない人が非常に多い印象を受けます。
という訳で今回は現在完了の基本的な概念と現在完了の1つ、「継続」に関して説明していきます。
まず現在完了の基本的な概念ですが、過去から現在まで続いていることを表す時に使用します。
ここは非常に重要な部分なので、絶対に抑えておきましょう。
そして、現在完了の種類は大きく3つあります。
①継続
②完了、結果
③経験
今回はこの中の①継続に関してです。
最初に質問ですが、以下の2つの違いがわかりますか?
I lived in Tokyo for five years.
I have lived in Tokyo for five years.
この2つの違いがわかれば、過去形と現在完了の違いがわかっていると言えます。
いかがでしょうか?
まず上の文章は、「私は東京に5年間住んでいた」という過去形です。
一方、下の文章は、「私は東京に5年間住んでいる」という現在完了になります。
上は過去の事実ですが、下は現在まで続いているという部分が大きな違いです。
もう1つ事例を見ていきましょう。
I played baseball when I was a high school student.
I have played baseball since I was a high school student.
今度はいかがでしょうか?
上の文章は「私は高校生の時野球をしていた。」という過去形です。
一方、下の文章は「私は高校の時以来ずっと野球をしている。」という現在完了になります。
例を2つ挙げましたが、継続の意味の場合基本的にforまたはsinceとセットで使います。
forの後ろは期間が来ます。
よってyears、months、weeks、daysといった単語と一緒に使われます。
一方で、sinceの後ろはある過去の時点が来ます。
よって文章または名詞が来ます。
例えば、名詞の場合だとsince 2000(2000年以来)、since this morning(今朝から)といった感じになります。
最後によく間違いがちな事例を挙げます。
・I have lived in Tokyo since five years ago.という使い方をする人がいますが、あまり自然な表現ではありません(通じますが)。
・sinceの代わりにfromを使う人がよくいますが、基本NGなので注意しましょう。
いかがだったでしょうか?
明日は現在完了の②完了、結果に関してお伝えします。