英語に関して、いろいろな方と相談させていただく中でよく言われることは、
「英語が何となく話せるけど、簡単な表現しか使えないんですよね・・・」
というもの。
そして、この相談に対して僕が伝えているのは、
「全く問題ないです!」
という一言です。
英語が話せる人はシンプルな表現ができる人
なぜ問題がないかというと、英語が話せる人は難しい表現を知っている人ではないからです!
むしろ、英語が話せる人はシンプルな表現が上手い人のことです!
僕自身もそうですが、普段使っている表現はシンプルな表現ばかりです。
また僕の知り合いで英語が話せる日本人も、シンプルな表現を使っている人ばかりです。
それでも問題なく通じるのです。
でも、もしかしたら、
「簡単な表現ばかりを使うと、ネイティブスピーカーから幼稚と思われる・・・」
そんな風に思うかもしれません。
その心配は必要ないです。
なぜなら、そもそもネイティブスピーカーは日本人に完璧な英語を求めていないからです。
英語が母国語ではないので、完璧に話せないのは当たり前です。
これは、日本に来ている外国人と会話をすることを想像してもらえればわかると思います。
外国人と日本語で会話をするときに、相手が難しい表現を使っているかどうかを気にしますか?
そんなこと気にしませんよね?
コミュニケーションが取れれば、特に問題ないと感じるはずです。
難しい表現や単語は後になってからで大丈夫
もちろん幅広い表現が使えたほうがいいですよ。
でも、順序があります。
まずはシンプルな表現を使って、英語がスムーズに話せるようになることが一番です。
それができるようになって、更に次のステージに行きたい場合は、難しい表現を覚えていけばいいのです。
僕自身は特にその必要性を感じていないので、今でも特に単語練習をしたりはしていません。
ちなみにですが、シンプルな表現は何も日本人だけが使っている訳ではありません。
ネイティブスピーカーも一緒です。
イギリスのチャールズ・ケイ・オグデン氏が考案したベーシック・イングリッシュによると、850単語を組み合わせることによって、ほとんど全ての事柄が表現することができます。
動詞に関してはわずか16単語です。
当然、850単語の中身は日本人が知っているものばかりです。
つまり、日本人は単語を知らないのではなく、英語の使い方を知らないだけなのです。
そう考えると、英語って話せる気がしませんか?
まとめ:まずは知っている単語を使って話してみよう!
英語が話せない人のほとんどはまず語彙を増やそうとしますが、それでは英語が話せるようになりません。
今知っている単語を使ってどう表現できるかに、フォーカスしましょう。
それが英語習得の一番の近道です。