過去にも、「単語を覚えても英語は話せるようになりません!」や「英語の答えは1つではない!」でお伝えしてきましたが、文章を言い換える力というのは英語を話す上でとても重要です。
例えば、「昨日、仮病で会社を休んだ。」と言いたい場合に、「仮病」や「休む」という単語を知らなくても実は表現できます。
以下をご覧ください。
I wasn’t sick, but I didn’t go to my company yesterday.
(昨日体調が悪くなかったが、会社に行かなかった。)
上のように、中学レベルの単語だけでほとんど全てのことを表現可能です。
(ビジネス英語の場合、業界の専門用語は知っておいたほうがいいですが。)
ただ、このような言い換えはいきなり出来るわけではなく、トレーニングが必要になります。
では具体的にどのようにトレーニングをすればいいのでしょうか?
最も効果的なのは、単語の意味を調べずに文章を作ってみることです。
普通、私たちは文章を作ろうとした際、知らない単語があった場合にまずは単語の意味を調べます。
この時に、調べたい気持ちをぐっと我慢して、文章を自力で作ってみるのです。
そうすると、脳をフル回転させることになるので、知らない単語を使わなくても表現する思考を身につけることができます。
そもそも実際にコミュニケーションをする場合、いちいち単語の意味を調べることは難しいです。
まだ日常の場面であれば可能ですが、ビジネスの場面では相手に時間を取らせてしまうので、実質不可能となります。
僕は留学時代に自然とこの思考を身につけることができました。
なぜなら、相手の言っていることに対して何か反応をしないと、生き残ることができなかったからです。
なので、留学時代に日本人と一緒に行動しなかった人は、基本的に言い換えが得意です。
僕の知り合いで英語が話せる人たちを見ても、間違いなくこの思考が身についています。
是非、単語を調べないで英語を表現するトレーニングを続けてみてください。
言い換えのスキルが身につけば、何でも英語で表現できる、無敵状態になります。