少し前のことですが、アメリカに10年住んでいた経験のある女性から英語に関する相談を受ける機会がありました。
「10年も住んでいたのに英語の悩みなんてあるの?」
という疑問を持ちながらいざその女性と会ってみると、ビジネス英語が上手く話せないという悩みを打ち明けられました。
これは僕にとってかなり衝撃的でした。
なぜなら、僕にとってはビジネス英語も日常英語もそこまで大差がないからです。
もちろんビジネス英語の場合は表現がより丁寧になりますが、その変換はそこまで難しくないと感じていたので、彼女の言っていることがイマイチ理解できませんでした。
しかし、彼女の話を聞く中でその原因がわかりました。
アカデミックな英語とビジネス英語
彼女は10年間アメリカに住んでいましたが、あまり勉強はせずに友達とよく飲んだり、クラブに行ったりして遊んでいました。
そして、そこではスラングばかり使っていたのです。
一方、僕はイギリスのビジネススクールに行っていたので、割と固いアカデミックな英語を使っていました。
アカデミックな英語とビジネス英語は両方丁寧な表現を使うので、非常に似ています。
そのため、僕の場合ビジネス英語への対応にそこまで苦労しないのです。
最初に覚えるべきは丁寧な英語
この話で何が言いたいかというと、最初に丁寧な英語を覚えるべきであるということです。
なぜかというと、丁寧な英語はどんな場面でも使えるからです。
ビジネスの場面、アカデミックな場面ももちろんそうですが、日常の場面でも丁寧な英語であれば相手に失礼にはなりません。
一方、カジュアルな言葉はビジネスの場面やアカデミックな場面で使うと、相手に対して失礼です。
これは日本語でも同じですよね。
敬語はどんな場面でも使えますが、カジュアルな言葉は場面が限られてしまいます。
タメ口をビジネスのシーンで使うと、相手を不快な気持ちにさせてしまいます。
よって、英語に限らずですがまず覚えるべきは丁寧な言葉なのです。
まとめ:丁寧な英語は万能!
いかがだったでしょうか?
スラングから英語を学ぶ人がたまにいますが、僕はお勧めしません。
スラングが使われる場面はかなり限定的だからです。
まずは、どんな場面でも使える丁寧な英語を学ぶようにしましょう!