前から思っていたのですが、日本企業はTOEICで英語力を判断するのは辞めたほうがいいと思うんですよね。
「TOEICの勉強は本当に意味があるのか?」でもお伝えしましたが、TOEICを勉強すればリスニング、リーディング、文法の基礎が身につくので、 英会話をするための土台を作ることができます。
しかし、やはり最大の問題点はスピーキングのテストがないことです。
そのため、TOEICの点数が良くても英語が話せない人がたくさん出てしまっているのが現状です。
というわけで、個人的にはTOEFLまたはIELTS(イギリス版TOEFL)をもっと企業が推奨すればいいと思っています。
なぜならば、スピーキングがテストに含まれているからというのが1つ目の理由で、4技能の全てを測定できるというのが2つ目の理由です。
よって、TOEFLまたはIELTSを企業が推奨していけば、その勉強をする過程で勝手に英語力は高くなっていくはずです。
というか僕がそうでした。
僕はTOEFLではなくIELTSの受験でしたが、テストの勉強をしていく中で勝手に英語力が上がって行きました。
ただ、実際はTOEFLまたはIELTSは全くと言っていいほど普及していません。
なぜなのかを色々と考えてみたのですが、理由の1つは価格だと思います。
TOEFLの値段がUS$235でIELTSが25,380円となっています。
US$235は1ドル=100円換算として23,500円なので、両方ともかなり高めの価格となっています。
スピーキングやライティングの採点の手間を考えるとコストがかかるのは理解できますが、これでは普及するわけないよなあと思ってしまいます。
あとは「TOEIC Speaking & Writing」というスピーキングとライティングに特化したテストもありますが、相変わらず全く普及していません(笑)
こちらは10,260円と割と手頃な価格なんですけどね。
このテストが普及しなかった(出来なかった)ことが、日本の英語レベルの伸び悩みに大きく影響していると個人的には思っています。
教育を変えることって本当に難しいことだなと改めて思います。
コツコツと民間から頑張っていきたいと思います!