よく、英語ができるようになりたい理由として、
「英語の本を原文で読めるようになりたいんです!」
という方が結構多くいます。
ただ僕はこういう話を聞いた時に、「それって本当に必要?」と思ってしまいます。
なぜなら、本を読む目的は本来情報を手に入れることのはずだからです。
確かに、翻訳がひどい本もありますが、基本的に内容は理解出来るものが殆どです。
そう考えると、原文を読むメリットはあまりないはずです。
あと、英語で読む場合、日本語で読む場合に比べて圧倒的にスピードが遅くなります。
もちろん、日本語になっていない本を英語で読むのであれば、いいと思います。
ただ、すでに日本語になっている本を改めて英語で読むことをモチベーションにするのは、オススメできません。
これは新聞なんかも一緒ですね。
例えば、ウォールストリート・ジャーナルは英語で読まなくても日本語版があるので、日本語で読むことが可能です。
よって、英語版を無理して読まなくてもいいと考えています。
そもそも、このように英語の原文を読むことをモチベーションにするとどうなるかというと、圧倒的に途中で挫折しやすくなります。
人って、無理してやらなくてもいいことをやろうとしてもなかなかやる気が出ないんですよね。
これって英語を学ぶ時の重要なポイントだったりします。
英語が一番上手くなるのは英語を使わざる環境になった時です。
この考えはめちゃめちゃ重要です。
最近特に思うのですが、英語が伸びる人と伸びない人の違いは何かというと、仕事で使わざるをえない環境にある人かどうかです。
そう考えると、順番的にまずはそういった環境にどうすれば行けるのかを考えるといいと思います。
僕の場合は、就活をやめてイギリスの大学院に行くことを決めました。
だからこそ、英語を必死に勉強しました。
また、留学先に日本人が少ない都市を選んだ結果、日本人が誰もいない学部に入りました。
頼る人が誰もいないからこそ、めちゃめちゃ授業に集中したし、わからないことがあれば教授に質問をしていました。
ビジネスマンの場合は、英語を使う仕事に転職あるいは異動するのが一番手っ取り早いです。
「でも、英語が話せないとそういった仕事につくのは難しいのでは?」
と思うかもしれません。
でも実際は可能です(英語力が高くないと絶対に入れない会社ももちろんありますが。)。
僕の知り合いにも英語が話せずに外資系で働いている人は何人もいます。
それを可能にするには条件があります。
それはスキルが十分にあることです。
要は英語力の低さをカバーするスキルの高さがあれば、認めてもらいやすくなります。
「英語は入社してから身につけてもらえればいいや」と会社に思ってもらえればいいのです。
英語があまりできない状況でそういった会社に入るのは正直最初はしんどいです。
ただ、すぐに慣れます。
もちろん他にもモチベーションを維持するアプローチはいくらでもありますが、一番有効なのは今回紹介したものです。
最短で成果を上げたい人は是非、参考にしてみてください!