今日は独学で英語が話せるようになるための、ライティング編です。
書くことと話すことって一見関係ないように思うかもしれませんが、実は密接な関係があります。
なぜかというと、スピーキングが上手くなるためには英文を組み立てる力が重要で、ライティングによってその力が鍛えられるからです。
英語がまだ話せない人はいきなり英語で話すのは難しいので、まず書くというところから始めた方がいいです。
実際、僕の英会話レッスンでも必ず宿題で英作文を出すようにしています。
「ライティングが得意な人がスピーキングが得意」が成り立つ可能性は割と高いですが(もちろん全く話せない人もいます)、「ライティングが苦手な人がスピーキングが得意」が成り立つことはまずありえません。
そのぐらい、スピーキングと密接に関係しているのがライティングなのです。
では、一体どのようにライティングを勉強すればいいのでしょうか?
ライティング上達に必要なのは量をこなすこと
やはり重要なのが量をこなすことです。
日本人は「読み書きが得意」と言われますが、実際に得意なのは読むことだけです。
書くのはそこまで得意ではありません。
日本の教育では書く量が圧倒的に足りていないため、とにかく数をこなすことが上達の近道です。
日記を書く
そして僕がオススメするやり方の1つは英語での日記です。
なぜ日記がいいかというと、自分の身の回りに起こっている内容だからです。
英語でまず話せるようにならなければいけないのは、自分のことです。
いきなり政治のことや文化のことを話せる必要はありません。
日記を書くことで、自分の身の回りのことを伝える訓練になるのです。
ライティングの問題を解く
他のオススメの方法としてはTOEFL、IELTS、英検といったテストのライティングの問題を解くこと。
この方法の良いところは、もちろんライティング力が上がることもありますが、もう1つのメリットは結論を先に言う思考が身につくことです。
ライティングの試験ではイントロダクション、ボディー、コンクルージョンの3部構成で書く必要があり、イントロダクションで必ず結論(質問に対する答え)を言います。
僕の生徒さんを見ていると、結論を先に言わない人がとても多い事に気付かされます。
例えば、Why do you study English?という質問に対してネイティブスピーカーは必ずBecauseから始まる文章で答えます(Because I want to work at a global company.など)。
つまり結論をまず持ってきて、そこから詳細を説明していきます。
しかし、日本人の回答を見ると、いきなり結論を言わないので、結局何が言いたいのかがわかりにくくなっています。
ちなみに試験の問題は以下のようなものです。
これはTOEFLの公式サイトにサンプル問題として、掲載されているものです。
※1
Do you agree or disagree with the following statement?
A teacher’s ability to relate well with students is more important than
excellent knowledge of the subject being taught.
Use specific reasons and examples to support your answer.
試験のライティングは少し上級者向けではありますが、やってみる価値は非常に高いです。
このように、ライティングに取り組むことはスピーキング力を高めるために重要です。
しかし、文章をただ書くだけでなく、文章を英語ができる人にフィードバックしてもらうことで効果が倍増します。
やはり、自分だけではどこが間違っているのかがわからないですし、表現の幅もなかなか広がりません。
僕自身も、独学をしていた時アメリカ人の教授に見てもらっていました。
まとめ:英会話スクールに行かなくても話せるようになるけど・・・
最後に、
英会話スクールに行かなくても英語は話せるようになります。
ただ、その分成果を上げるのに時間がかかってしまいます。
僕は学生時代に勉強したので、比較的簡単に時間が確保できましたが、
社会人の方が同じことをやるためには、なかなか時間の確保が大変です。
ですので、ある程度の覚悟が必要となります。
時間とお金のバランスを考えながら、どのように勉強を進めていくのかを決断していただきたいと思います。
次回は、リーディング編です。
是非、楽しみにしていてください!