僕はよくセミナーで参加者に英語で自己紹介をしてもらいます。
その時に大体数分間、考えるための時間を取っています。
このように時間を十分取った上で、うまく自己紹介ができたとします。
それはそれで確かに素晴らしいことなのですが、まだ十分とは言えません。
なぜかというと、「考えたら話せる」状態だからです。
実際にコミュニケーションを取る時には、いちいち考える時間はありません。
瞬発力が求められます。
よって、「考えたら話せる」状態ではダメなのです。
では「考えたら話せる」状態から「考えずに話せる」状態になるにはどうすればいいのでしょうか?
それにはもちろん会話の量をこなすことが重要です。
様々な会話のバリエーションを経験することで、徐々に瞬発力が出てくるようになります。
ただ、日本に暮らしながらだとなかなか英語で会話をする機会がないのも事実です。
しかし、1人でも「考えずに話せる」状態を作る方法があります。
それは、音読です。
このブログでは度々お伝えしていますが、音読の効果はもの凄いものがあります。
繰り返し声に出すことで、体にどんどん染み付いていくのです。
これはスポーツとよく似ているなと思います。
野球のスイングの方法を知っていても、試合で使えないと意味がありません。
では試合で使えるようにするために何をするか?
そう、素振りです。
素振りをすることで体に染み付いていき、試合で使えるようになります。
音読は正に素振りと一緒で、音読を繰り返すことで初めて実戦で使えるようになるのです。
ちなみに音読を繰り返し、暗唱できるようになるのが理想的な状態です。
(音読は文章を見ながら声に出すことですが、暗唱は文章を見ずに声に出すことです。)
シンプルですが、めちゃめちゃ効果の高いスピーキング上達方法です。
是非、試してみてください!