先日、セミナーを開催した時に参加者の1人から、
「単語を知っていてもなかなか使いこなせないんですが、どうすればいいですか?」
という質問を受けました。
もう少し具体的にすると、読んでいる時はその単語の意味を理解できるのですが、書いたり話したりする時にはその単語を使いこなすことができず、ついつい簡単な表現を使ってしまうということです。
こういう状態を、単語を「知っている」けど「使えない」状態といいます。
では、ここから単語を「使える」状態にするにはどうすればいいのでしょうか?
答えは簡単で、実際にその単語を使って文章を書いたり話してみることです。
これが瞬時に出来るようになって、初めてその単語をマスターしていると言えます。
オススメの方法としては、まず単語を使って文章を書くことから始めます。
書く方が話すよりもハードルが低いからです。
そして、5個ぐらいの文章が自然に書けるようになれば問題ないです。
書くことができるようになった後は、話す方にシフトします。
話す方も5個ぐらいの文章がすんなり話せれば、もうその単語の使い方をマスターしていると言えるでしょう。
文章を書いたり、話したりするのに時間がかかる場合はまだ練習が必要です。
あと、文章を作るときには主語をただ変えるだけのような変更ではなく、出来るだけ違うパターンの文章を作るのがいいです。
例えば、interestedという単語を使えるようにしたい場合、以下のような文章を作ることができます(4番目と5番目は少し複雑ですが、実際はここまで複雑な文章を作る必要はないです。)。
I’m interested in this book.
(私はこの本に興味がある。)
He is interested in running a marathon.
(彼はマラソンを走ることに興味がある。)
She is interested in Japanese culture.
(彼女は日本文化に興味がある。)
That seminar made me interested in starting my own business.
(そのセミナーに出たことで、自分の事業を始めることに興味を持つようになった。)
Because of you, I became interested in watching soccer.
(あなたのおかげで、サッカーに興味を持つようになった。)
あと、慣れないうちは自分のことに関する文章のみを作るのがいいと思います。
英語で表現するのは圧倒的に自分に関することが多いので、IやMyから始まる文章を作るようにしましょう。
単語を実践で使えるようになりたい方は、今回のやり方を是非試してみてください。