本日は意外に知らないsameの使い方について。
sameは「〜と同じ」という意味の単語ですが、必ずthe sameというようにtheとセットで使われます。
なぜsameにはtheが付くのか、わかりますか?
theは特定の意味
まず知っていてほしいのは、昨日の、『aとtheの違いとは?』でも説明しましたが、名詞の前にtheを付けると特定の意味を指すようになることです。
そして、sameは「〜と同じ」という意味を指すので、意味が特定され、結果的にtheをsameの前に付ける必要が出てきます。
わかりにくいと思うので、例文を見ながら説明していきましょう。
He graduated from the same university as me.
(彼は私と同じ大学を卒業しました。)
この中のthe same university as meですが、ただの大学ではなく「私と同じ大学」というように、意味が特定されています。
私と同じ大学は1つですよね?
そのため、theがsameの前に付きます。
もう1つ例を見てみましょう。
She always has lunch with the same person.
(彼女はいつも同じ人とランチを食べます。)
この場合も、ただ人とランチをするのではなく、「同じ人」とランチをするため、意味が特定されています。
同じ人は特定の人なので、sameの前にtheが付くのです。
まとめ:基本的にsameの前にはtheを付けよう!
以上の理由から、sameの前にはtheを付けることが基本となります。
正直、theを付け忘れたとしても特に問題なく通じます。
しかし、今回の記事を通して知って欲しかったのは、理由を考えていくと上達が早くなることです。
「なぜtheが付くのか?」
「なぜこの表現でこの意味になるのか?」
このように好奇心を持って英語に取り組むと、自分で調べる癖がつき、英語が上手くなりやすくなります。
また、同じミスを繰り返しにくくなります。
是非、意識してみてください。